エイヴンの強兵
明けましておめでとうございます

今年もよろしくお願いします

硫黄の精霊

2016年12月28日 カード考察
硫黄の精霊
対白のクリーチャーへの最終兵器

白のクリーチャーが+1/-1されるという一風変わった効果を内蔵している。デスアンドタックスが強化されたこともあり採用率が若干上がった気がする。
自身も3/2瞬速で刹那持ちと無駄に高性能なので、クロック追加と殲滅を同時に行えるナイスサイドカードだと思う。
このカードの特殊な点は「夜の戦慄」「虐殺」といった対白カードと異なり、奇跡のサイド後メンター対策にもなっていることだろう。しかも刹那のおかげで非常に打ち消されにくい。
天使トークンがやたらとパワフルになるのはご愛敬。



焦熱の合流点
URカウンターバーンや赤単ペインターでたまに採用されるカード

・焦熱の合流点は各クリーチャーにそれぞれ1点のダメージを与える。
・焦熱の合流点は各対戦相手にそれぞれ2点のダメージを与える。
・アーティファクト1つを対象とし、それを破壊する。

から3つを選ぶので、小型クリーチャーの除去からプレインズウォーカーの除去、置物対策まで幅広くこなす。
大ぶりな呪文ではあるがアーテファクトを多用するデッキには簡単にアドバンテージが取れる。特に小型クリーチャーが並び装備品も使うデスアンドタックスには劇的に効く。「ルーンの母」が邪魔だがそれでも薬瓶と装備品を壊せるので無駄になることは少ない。
また、レガシーで6点火力は予想されていないので思わぬところでゲームを持っていくことも多い。

デスタク全盛期の今こそ輝くカードだと思う。
激浪の研究室
ウィザード専用の特殊地形

オンスロート発売当時のウィザードにはろくなカードが無く、同ブロックのゴブリンやエルフと比べて明らかに見劣りしていた。当然ウィザードデッキはトーナメントでこれといった活躍もせず、このカードもほとんど使用されることなく姿を消してしまった。

時は過ぎ2016年。「瞬唱の魔道士」「ヴェンディリオン三人衆」といった超強力なCip持ちウィザードの登場によりこのカードの評価は上がった。
Cip使い回しという観点からは「Karakas」が同様の働きをするが、「瞬唱の魔道士」を使い回すことができるのはこのカードの大きなメリットだろう。

伝説のクリーチャーに対する防御手段にもなるため「Karakas」が優先される傾向があるが、対奇跡ミラーではつまるところ「瞬唱の魔道士」を多く引いたもん勝ちという側面もあるため、このカードの出番があるかもしれない。
混沌のねじれ
混沌のねじれ
赤には珍しい万能パーマネント除去

エルドラージは大量の2マナランドによる圧倒的な速度とパワーが特徴で、大抵のデッキを押し潰すことができる。ただし無色デッキゆえに「漸増爆弾」、「イシュ・サーの背骨」、「絶え間ない飢餓、ウラモグ」、「全ては塵」といったカードでエンチャントやアーティファクトに対処するしかない。いずれも起動までが遅かったり、コストが重かったりで非常に使い辛い。「漸増爆弾」を2回寝かせたのに、サイドインされていた「摩耗/損耗」で破壊されたこともあったはず。

だが「混沌のねじれ」ならば3マナであらゆるパーマネントに対処できる。しかも「漸増爆弾」のようにタイムラグもない。代償としてランダムでパーマネントを場に出させてしまうが土地やインスタント、ソーサリーなら問題なし。「猿人の指導霊」が入っているタイプのエルドラージで、「灰のやせ地」とかと合わせればなんとか赤を捻出できそうな気がする。


悪意の苦悶

2016年12月19日 カード考察
悪意の苦悶
陰鬱達成時に2マナでクリーチャー2体を破壊するカード

最近エルドラージの隆盛とともに「悪意の大梟」の採用率がどんどん上昇している。
攻めるのが本職のデルバーデッキですら梟による壁戦略を取り入れたりする。
それほどエルドラージもといEスポーツのスピードとパワーはケタ違いということだ。

「悪意の大梟」の有効性は今更説明するまでもないが、それでも「現実を砕くもの」「四肢切断」「歪める嘆き」「終末を招くもの」といったいくつかの裏目が存在するのは事実。
特に「現実を砕くもの」は確実に4枚採用されているため、そのまま押し込まれることも少なくない。

一方「悪意の苦悶」は梟の1ドローよりも確実な、除去という形でアドバンテージを取ることができる。
また、梟と同じく2マナというコストはチャリスを置かれても使用でき、かつ重すぎない完璧なコストである。
「悪意の大梟」と併用して陰鬱を達成しやすくすれば更に使いやすくなるだろう。

陰鬱達成時の効果はコピーであるので打ち消しに強く、デルバー相手にも役に立つと思う。


焦熱の計画

2016年12月16日 カード考察
焦熱の計画
焦熱の計画
焦熱の計画
コイン投げのギャンブル系カード

1マナ3ドローはぶっ壊れだが3マナ9ドロー、土地全アンタップ、本体6点ダメージ、クリーチャー1体に3点ダメージは許されるらしい*

コイン投げ系のカードは運任せすぎてトーナメントレベルのカードなんて少ないのだが、ここまでくるとどうにかして使いたくなる。

当然「クラークの親指」前提でデッキを組むことになるのだが、如何せん他のコイン投げカードがゴミすぎてレガシーで通用するものではない。
ただしコイン投げには「偶然の出会い」+「熱狂のイフリート」という2枚即死コンボがあるので、「悟りの教示者」等と併用してタッチコイン投げデッキのように仕上げればチャンスはある。
うまくデッキがまとまらないがペインターのようにコンボをチラつかせながら通常のビートダウン戦略も取れるのが理想。

「熱狂のイフリート」のように単体で使用に耐えうる3マナ以下のコイン投げカードが登場したら急にトーナメントに顔を出しそうな怖さがある。



ドライアドの歌
追放系万能パーマネント除去エンチャント。

ほぼまんま緑の「忘却の輪」とも言える。
白色ならばこの手のカードは珍しくないのだが、緑単色でプレインズウォーカーにも対処できるのはありがたい。

「内にいる獣」も万能除去で役割が似ているが、3/3トークンをプレゼントするデメリットが厳しかった。こちらはマナ加速される恐れがあるがデメリットは非常に小さい。
さらに「忘却の輪」系と違い土地にも使用でき汎用性は非常に高い。

今のところエンチャントレスで細々と採用されているだけだが、緑絡みのデッキ、例えば土地単やNicFitでは採用が検討できる。


謎めいた命令
モダンではお馴染みの打消し呪文。

一方レガシーでの採用率はほとんど見られない。
というのも4マナの打消し呪文はレガシーでは非常に重く、さらに打消し呪文の枠は4枚の「Force of will」が埋めてしまうため小回りの利く軽量打消し呪文が優先されるからである。

ただしそれは打消し呪文として考えた場合であって、万能除去の一種として考えた場合はどうだろうか?
奇跡の万能除去といえば「議会の採決」が一般的で、「カラカス」増量型では代わりに「造物の学者、ヴェンセール」が採用される。
このヴェンセールを使用したレジェンド型の奇跡はミラーマッチで「カラカス」+「造物の学者、ヴェンセール」or「ヴェンディリオン三人衆」によるハーフロックがあるため有利に立ち回ることができる。

「謎めいた命令」もヴェンセール同様のバウンスによるパーマネント除去呪文と考えれば採用されていてもおかしくないんじゃないかと思う。
「瞬唱の魔道士」による使い回しも非常に強力で、長期戦ではカラカス+ヴェンセール以上のロック性能を発揮する。
「瞬唱の魔道士」3枚の瞬唱型奇跡にはこちらの方が合っているかもしれない。


方向転換
みんな大好きなんちゃって誤った指図。

2016/12/6現在
「Force of Will」のショップ価格再安値:8500円
「狼狽の嵐」のショップ価格再安値:9150円
かねてより高い高いと思っていたが、「狼狽の嵐」はいつの間にか「Force of Will」越え。
サイドでの採用率はやはり郡を抜いているが、これのせいで「相殺」「精神を刻む者、ジェイス」「騙し討ち」「動く死体」なんかが通って死ぬこともしばしば。
個人的には「呪文貫き」の方が範囲が広くて好き。

一方でマイナーな部類ではあるが一部のプレイヤーに愛用され続ける1マナ打消し呪文が存在する。

"打消し範囲"を棄てる代わりに手にした"対象変更"
英語名は『Divert』
それは突然の衰微すら跳ね返す呪文
オデッセイ原産『方向転換』

決まると強い

実際ちらほらとサイドボードに採用されており、意識の外からの攻撃であるため思わぬアドバンテージを稼ぎ出す。最悪打消し合戦における「呪文貫き」のように使用することもできる。













血清の粉末
珍しいマリガンお助けカード。

ヴィンテージではドレッジにおいて「Bazaar of Baghdad」を探すために使われている。
ただしレガシーではまったく使われていない。

やはり初期手札全て追放のせいでコンボデッキでも使い辛いのが原因だろう。
それでも唯一無二の効果であり、今後出てくるであろう新しいコンボデッキに4枚採用される可能性は常に残されていると思う。
実際MOで「霧虚ろのグリフィン」と「永遠の災い魔」をマリガンで追放して「食物連鎖」による実質1枚コンボを決めるとんでもデッキと戦ったことがある。

「4枚使う」「再録されそうに無い」「代わりになるカードが無い」「下の環境で使う」この4つの符号が意味するものはひとつ・・・


砕けたパワーストーン
砕けたパワーストーン
砕けたパワーストーン
ヤヴァいこと書いてあるカード。

タップだけで次元ダイスをふることができる。
次元はざっと眺めただけでもとんでもない効果のものもチラホラ。
なによりどれもイラストが美しい。

そしてこのカード、なんとレガシーで使用可能です。*

Scrap Trawler

2016年11月30日 カード考察
Scrap Trawler
Scrap Trawler
Scrap Trawler
霊気紛争に収録されるらしいアーテファクト回収クリーチャー

同時に公開された黒のソーサリーも騒がれているけど、ソプター大好き人間としてはこっちの方が気になる。

もともと「マイアの回収者」がソプターコンボと相性が良いんじゃないかと試していたこともあり、その強化版ともいえるこのカードも試したくなるのは当然。

効果発動が他のアーテファクトでも可能になり、「飛行機械の鋳造所」による「弱者の剣」生贄でもアーテファクトが回収可能になっている。
単体ではいまいちだった「飛行機械の鋳造所」も「突然の衰微」なんかの除去をかわしながらアーテファクトを回収できたりして使いやすくなる。

また、「水蓮の花びら」とソプターコンボの組み合わせて無限トークン無限ライフが可能になる。
「水蓮の花びら」で1マナ生む→花びらの1マナで「弱者の剣」生贄→「水蓮の花びら」回収→「水蓮の花びら」再キャスト→「水蓮の花びら」で1マナ生む→・・・

「弱者の剣」と「水蓮の花びら」は墓地にあっても大丈夫なため実現可能な範囲。
「アシュノッドの供犠台」や「魂のカーニバル」なんかよりよっぽど現実的。

今のデッキに入れるかどうかはさておきなんにせよ夢の広がるカードではある。

あと3マナ2/2CIPでコスト3以下のアーテファクトサーチもいるらしい。
こっちも使えそう。
ただ3マナはそこそこ重いし、サーチは「悟りの教示者」で間に合っている感もある。
レガシーよりむしろモダンのソプターデッキの方が火を噴きそう。

追記
コスト3限定らしいね。コスト3のアーテファクトは「罠の橋」「世界のるつぼ」が有名だけど、これでサーチするより単純に枚数か種類増やした方が良さそう。


グランプリ・千葉2016
グランプリ・千葉2016
大会結果はこちら
1~8位
http://coverage.mtg-jp.com/gpchi16/decklist/018132/#
9位~64位
http://coverage.mtg-jp.com/gpchi16/decklist/018140/#
メタゲームブレイクダウン
http://coverage.mtg-jp.com/gpchi16/article/018142/#

1:スニークショー
2:奇跡
3:奇跡
4:スニークショー
5:奇跡
6:ANT
7:エルフ
8:デス&タックス

参加者2500人以上のレガシーイベントであるグランプリ・千葉2016の頂点に輝いたのはスニークショー操る山本賢太郎選手。おめでとうございます。

今回デッキ価格が比較的安く、どんな相手でもプレイング関係なしに轢き殺すことが可能なエルドラージの増加が予想されていたが、なんとベスト8にはおらず。
実際にはかなりの数のエルドラージが2日目に進出していたらしいが、「基本に帰れ」「血染めの月」「罠の橋」といったキラーカードによって徐々に駆逐されていったらしい。

またベスト8にはBUG続唱や土地単といった最近結果を残していたデッキはおらず、トップは「罠の橋」増加で厳しいと思われていたスニークショーと、対策されまくっていたであろう奇跡が多く勝ち上がっている。

見事一位に輝いた山本賢太郎選手のスニークショーは、「精神を刻む者、ジェイス」を一枚メイン採用して奇跡戦を強く意識している以外はオードソックスな型。
同じくベスト8進出の佐藤啓輔選手のスニークショーの方が「すべてを護るもの、母聖樹」と「目くらまし」が採用されているのでミラー戦では有利そうだが、「ギタクシア派の調査」による2点ペイのせいで「グリセルブランド」の7ドロー起動が山本賢太郎選手より一回少なくなってしまい接戦を落としている。
プランを立てやすくするための「ギタクシア派の調査」だが、そこは知識と経験でカバーし「定業」で有効牌を引き込み続けた山本賢太郎選手が勝利した。

奇跡はやはりレガシー最強候補の一つと言われるだけあってベスト8に三人も輩出。
奇跡は固定スロットが多いが、細部でそれぞれレシピが異なり、ノーマル型、メンター型、レジェンド型などの派閥がある。
宮部浩一選手の奇跡はどちらかと言えばノーマル型だが、「基本に帰れ」をメイン採用し、青白の二色のみでまとめられている。
場合によっては出すだけで勝利できるこのカードはエルドラージ過多の今大会では非常に効果的だっただろう。
「もみ消し」と「誤った指図」はお洒落枠のように見えるが、BUG続唱の「基本に帰れ」の抜け方が死儀礼のシャーマン→フェッチ→突然の衰微が多いので合理的選択ともいえる。
「紅蓮破」非搭載なので奇跡ミラーに弱くなっているが、サイドに「魂の洞窟」を取ることで対策されている。

真髄の針
レガシーお馴染みのサイドカードにして神河三大神器の一つ。

青白奇跡、土地単、デス&タックスといったTier1~2の主力デッキにはもちろん、BRリアニメイト、ターボデプスといった少し前に流行したデッキまで幅広く対策できる。

普通は後腐れなく除去可能でクリーチャーにも使える「議会の採決」や「大渦の脈動」といった万能除去が採用されているわけだが、今だからこそメイン針もありなんじゃないかと思う。

適当に最近の大会からデッキを抜粋すると

青白奇跡:精神を刻む者ジェイス、師範の占い独楽
スニークショー:騙し討ち
ベルチャー:ゴブリンの砲火砲
エルフ:各種エルフ
土地単:演劇の舞台、Maze of Ith、不毛の大地、溶鉄の渦
デス&タックス:石鍛冶の神秘家、霊気の薬瓶、各種装備品
感染:墨蛾の生息地
エスパーブレード:石鍛冶の神秘家、精神を刻む者ジェイス、各種装備品
BUG続唱:死儀礼のシャーマン、精神を刻む者ジェイス、ヴェールのリリアナ
デルバー:不毛の大地、死儀礼のシャーマン
リアニメイト:グリセルブランド(議会の採決は手遅れ感)
エルドラージ:ウギンの目(議会の採決はeスポーツには間に合わない)
オムニテル:なし(議会の採決も効果なし)
ANT:なし(議会の採決も効果なし)

あまり効かないデッキもあるが1マナの仕事しては優秀。
最近奇跡の「議会の採決」が「仕組まれた爆薬」や「造物の学者、ヴェンセール」に置き換えられる傾向にあるため、この枠に疑問を持ったしだい。
餌食
クリーチャーかプレインズウォーカーに対する布告除去。

昂揚未達成時ではクリーチャーを生贄に捧げるかプレインズウォーカーを生贄に捧げるかは対戦相手が決めるため信用性に欠ける。
ただし昂揚達成時にはクリーチャーを破壊しながら触り辛いプレインズウォーカーにも同時に対処できる。

レガシーのプレインズウォーカーは生き残ればほぼ勝ちのようなものなので、一枚のカードで簡単に対処できるのは非常に便利。
また布告のため「真の名の宿敵」や「敏捷なマングース」も除去できる。

「英雄の破滅」や「戦慄堀り」との比較はアドバンテージが取れるか、色拘束、インスタントかソーサリーかで、デッキや環境に合うものを選びたい。
使い辛い場面もあるが、「真の名の宿敵」「引き裂かれし永劫、エムラクール」「精神を刻む者、ジェイス」など非常に幅広く対応できる良いカードだと思う。
この手の万能除去にありがちな3マナもっさり感もインスタントであることとアドバンテージが取れることで帳消しになっている。

分割判定

2016年11月20日 カード考察
分割判定
インスタントかソーサリーを打ち消すかコピーするか選べる2マナ呪文。

議決カードではあるが実質好きな方を選ぶことができるので柔軟性は意外と高い。
また最低限打消し呪文として使用できるので腐ることも少ない。
ただし打ち消し呪文としては使い辛いので、自分の呪文をコピーすることも視野に入れておきたい。

例えばオムニテルでは「火想者の予見」からサーチ可能な2マナ域として優秀。
普通サーチ先としては「狡猾な願い」「衝動」「渦まく知識」を選んでコンボがスタートするわけだが、「衝動」の代わりに「分割判定」をサーチすることで「狡猾な願い」をコピーして万全の状態でコンボをスタートできる。
コンボパーツでもあり「実物提示教育」を通すための打消し呪文でもあるのがメリット。

実際にオムニテルで採用されていた時期もあったが、「時を越えた探索」をコピーという動きができなくなったので徐々に採用数が落ちていったようだ。

要塞の計略

2016年11月18日 カード考察
要塞の計略
2マナの一方的なショーテル。

お互いに手札を公開し、マナコストが低い方だけがクリーチャーを出せる。
マナコストが2マナと軽く、赤黒リアニメイトのサイドボードに忍ばせてあることが多い。
最近の赤黒リアニメイトの活躍でこのカードを知っている人は多いかもしれないが、サイド後「騙し討ち」タイプの赤黒リアニメイトしかチェックしていない人は要注意。

「要塞の計略」はサイド後の墓地対策をすり抜ける上に、「暴露」で手札を確認しながら、マナ加速経由で1ターン目にキャストすることが可能。
クリーチャーの少ないデッキ相手にはぶっぱもあり得る。

赤黒リアニメイトはデッキ価格が他のレガシーのデッキと比べて非常に安く、実質1~2ターンで勝負が決まるため、デュアランの有無が勝負に影響しにくい。
そのためグランプリ・千葉2016でもチラホラ見ることになりそう。




イゼットのギルド魔道士
イゼットのギルド魔道士
マナコスト2以下の呪文を3マナでコピーするクリーチャー

起動コストはやや重いものの効果は絶大。
2マナ以下のインスタントに事欠かないレガシーでは特に強力。

単純に「渦巻く知識」2連発でもアドバンテージが取れるし、打消し合戦中に「対抗呪文」や「紅蓮破」をコピーしても強い。
さらに終盤2回コピーが可能になると尋常じゃないアドバンテージを叩き出す。
つい「稲妻」を入れたくなる。

メインから入れると除去の的にしかならないので、サイド後に小型のプレインズウォーカーのように使用する形になると思う。

強いことしか書かれていないのに採用実績がないのが不思議なくらい。
過去にヴィンテージで「Reset」と併用されたこともあるとは聞いた。
この場合二枚で無限マナ。ドローか火力があればそのまま無限にコピーして勝ち。

スカイシュラウドの軍獣
エクソダスの2マナの緑クリーチャー。

緑がらみのビートダウンデッキを組むにあたって、何かとハードルになるのが「タルモゴイフ」の存在。
以前よりもお求めやすい価格になったとはいえ、バニラクリーチャーに12000円はやはり躊躇してしまう人が多い。カジュアルなら尚更だろう。

そんな中オススメしたいのが「スカイシュラウドの軍獣」だ。
2マナで4/4くらいなら当たり前、長引けば6/6や7/7にまで成長する。

「タルモゴイフ」の強さは2,3ターン目に4/5として出ることではなく、中盤~終盤にかけて何か適当に行動⇒ついでにタルモ4/5出せるって動きだと思うので、これでも似たような働きはできるはず。
また、墓地対策に引っ掛からないという明確なメリットが存在する。
「死儀礼のシャーマン」と一緒に仲良く無能化することがないので、一枚「タルモゴイフ」と差し替えたおかげでクロックが足りることもあるかもしれない。

と、ここまで考えて奇跡相手に下手すれば出せない、デルバー相手に超貧弱だと気付いてしまった。「熊人間」の方がマシですね。

「タルモゴイフ」が嫌ならマーベリックを使えばいいと思うよ。






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