第8期レガシー神決定戦
第8期レガシー神決定戦
デッキレシピはこちら
http://www.hareruyamtg.com/article/category/detail/4093

今回のレガシー神決定戦はエルドラージVS奇跡という非常にレガシーらしい戦い。
どちらもレガシーを代表する強力なデッキであるだけに、最終戦までもつれ込む白熱した試合だった。

川北選手のエルドラージは所謂「忘却蒔き」型エルドラージに分類されるもので、「忘却蒔き」による土地奪取が奇跡に非常によく効く。
「ヨーグモスの墳墓、アーボーグ」によってフェッチランドも無駄なく使用できる上に、対奇跡での勝ちパターンの一つである「ウギンの目」連打に持ち込める。

さらにメインにある「約束された終末、エムラクール」の存在や、「厳かなモノリス」によって「血染めの月」対策もされており、対奇跡を意識しているのがうかがえる。

川居選手の奇跡はメインから「相殺」を抜いた珍しい型。
対BUGカラーを想定して抜いていたらしいが、これが結果としてエルドラージ相手に有利に働くことになる。
ただしメインの「紅蓮破」2枚や、2枚しかない「剣を鋤に」等から分かるように、仮想敵を意識しすぎてデッキ全体のバランスが崩れてしまったように見える。
アドバンテージ源である「予報」増量も対エルドラージではやや悠長。

デッキ選択と構成で川北選手のエルドラージ有利なのだが、試合は非常に濃密で見ごたえのある内容だった。

ざっと覚えているだけでも
・「血染めの月」下での「ヨーグモスの墳墓、アーボーグ」や「魂の洞窟」の挙動
・「血染めの月」下での「灰からの再興」の効果はどうなるか
・「魂の洞窟」で出る打ち消せないマナは「色付きのマナ」であり無色マナではない
・エムラクールでターンを奪った際の「議会の採決」における「あなた」とは誰か?また投票はどうなるか
・「予期せぬ不在」X=2と「予報」のプチシナジー
・独楽ドローにスタックしてヴェンセールで独楽バウンス

細かいルールやテクニックではあるが、こういった小さなことが積み重なって勝敗に関係してくるのがレガシーの面白いところ。

実際に川北選手は「議会の採決」の「あなたがコンロールしていない」という一文を見逃したか、エムラクール中の投票について勘違いしたためにピンチに陥ってしまった。
この場面はジェイスでエムラバウンス再利用など色々なルートがあり、おそらくより安全で強力な道があったはずなので、みんな一度考えてみてほしい。


コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索