雄鹿クワガタ
クワガタ格好いいよね

クワガタ菌床販売部 - 月夜野きのこ園というところでオオクワガタの幼虫4匹を買いました。
ここは雄雌選べないのが難点だが、到着時に死亡していたら保障してくれる。

お盆休みに成虫を森に捕りに行ったんだけど捕れなかったんだよね。

調べてみると幼虫の飼育は3カ月に一回くらい菌糸ビンを取り換えるだけでいいとのこと。お手軽。
てっきり土で飼うものばかりと思っていたが、今の時代はおがくずをキノコの菌で分解したものを土兼餌として使うらしい。

幼虫と菌糸ビンのセットが約700円で販売されていて、届いたらそのまま幼虫を放り込むだけなので飼育ケースもいらない。

ちなみにMTGでクワガタの名を冠するクリーチャーは4体。
「雄鹿クワガタ」はその中でも5マナと最大。
クリーチャーがインフレした今ならせいぜい3マナくらいの性能。
しかも『他の』クリーチャーの数参照なのが致命的。


Karakas

2019年8月18日 カード考察
Karakas
伝説のクリーチャーを戻す土地

説明するまでもなくレガシーではお馴染みの土地。
デスタクなんかでは自分のクリーチャーを守るためによく使われる。
「スレイベンの守護者、サリア」や「ガドック・ティーグ」、「ヴェンディリオン三人衆」なんかはこの土地のおかげで除去耐性が非常に高い。

もちろん相手の大型生物にも有効。
「引き裂かれし永劫、エムラクール」や「グリセルブランド」もタップするだけで手札に戻せる。
スニークショーやリアニメイトへの強力な対策カードであり、かつ土地なので妨害されにくい。

「師範の占い独楽」禁止後の奇跡での採用はめっきり減っていたのだが、最近ではマリット・レイジトークン対策としてまた増えつつあるように感じる。
直近のエターナルウィークエンドのアジア・レガシー選手権2019の結果を見る限り、今後デプス系のデッキ用によく見ることになりそうだ。
https://mtg-jp.com/coverage/ewa19/decklist/0032938/

「甦る死滅都市、ホガーク」を入れたホガークデプスにも有効。
よくある負けパターンが「剣を鋤に」で1体、2体と処理したのに、次から次へとホガークやらハンデスが飛んできて除去が足りなくなるパターン。
「Karakas」ならホガークとデプスどちらにも対抗できるし、かつハンデスで落とされない。

土地なので呪文のスペースを圧迫しないし、また試してみるのはあり。

禁忌の果樹園
禁忌の果樹園
オースのお供

ヴィンテージでは無理やりクリーチャーを押し付けて「ドルイドの誓い」を発動させるのに使われる。
スピリットクリーチャーだけど飛行持ちではないので注意。

『統率者2019』で「Внезапная Замена」なる非クリーチャー呪文と場のクリーチャーを入れ替える呪文が出たので、個人的に注目している。
各種契約呪文と入れ替えるだけで即死コンボになるので、レガシー級のコンボデッキが登場する可能性がある。

入れ替え先は適当な「悪意の大梟」なんかでいいけど、相手がANTだったりもするし、いつでもコンボスタートできるように果樹園は必須かと。

この交換呪文が単体でも強いのがポイント。
相手のマリット・レイジトークンや「僧院の導師」とこちらの「渦巻く知識」を入れ替えたら逆王手が取れる。

墓地対策も「罠の橋」系も効かない上、なぜか刹那も付いてるし強いのでは?





カルニの庭
0/1トークン付きの土地

最近レガシーにも現れだしたホガークデプスに2~3枚採用されている。
既存のデッキではまず採用されないカードだけに存在感がある。

まずこの土地を採用することで、布告系除去に対する耐性が大きく上がる。
「縫い師への供給者」「サテュロスの道探し」もいることも考えると、マリット・レイジトークンを「悪魔の布告」できる場面はかなり限られる。
こういった布告除けは、過去にもターボデプスでも「ミシュラの工廠」を入れたりして、試している人もいた。
カルニは布告されても土地がきちんと残る点がいい。
色もきちんと出るのも何気に重要。

また、出てきたトークンは「甦る死滅都市、ホガーク」の召集コストとして支払うこともでき、これでホガークのキャストを賄える。
タップしたトークンは「陰謀団式療法」のコストとしても便利。
このあたりの使い勝手は、クリーチャー化にいちいちマナのかかるミシュラランドよりも優れている。

タップインなのは致命的だが、「エルフの開墾者」で出す場合は苦にならない。
開拓者でカルニをサーチし続ける戦法は、ホガーク+「陰謀団式療法」の必勝パターンに簡単に繋げられるので強そう。

レガシーに新たに登場したホガークデプス。
このまま根付くことができるのか?
























アーカムの天測儀
氷雪版予言のプリズム

氷雪マナが必要ではあるが、1マナCipで1ドロー付きの置物は今までなかった。
便利なマナフィルター付きで、モダンレガシー問わず様々なデッキで採用される。

モダンのウルザソプターでは序盤の色問題を解決しつつ、中盤以降は「ゴブリンの技師」でグルグルしたり、「飛行機械の鋳造所」の餌になったりと大活躍。
場に残るという点で、「ミシュラのガラクタ」では微妙にかみ合わなかった部分も上手く解決している。

レガシーでも「不毛の大地」にさらされずに色問題を解決できるので注目されている。
奇跡使いの大御所、AnziDが、レガシーチャレンジに持ち込んだこともあって一時期話題になった。
https://www.mtggoldfish.com/deck/2072746#paper

「モックス・ダイアモンド」「レンと6番」の組み合わせだけでは色が合わず、デッキとして成り立たないところだが、「アーカムの天測儀」によって問題なく回るように調整されている。
なんとこのデッキ、無色の「不毛の大地」も3枚入りだ。
もう奇跡ではなく完全にオリジナルデッキ。
使用者も少ないし、使うと面白そう。


減衰球

2019年7月20日 カード考察
減衰球
ポスト兼ストーム対策の置物

複数マナを生み出す土地、具体的には「雲上の座」有するデッキの対策として採用数が増えてきた。
デッキ名はちょっと前まで12postだったような気がするが、「ヴェズーバ」やら「演劇の舞台」やらで最近は15postと呼ばれたりもする。
どちらにせよ数が合わない。なんでや。

このデッキは「厳かなモノリス」「スランの発電機」といったマナアーティファクトを大量採用していることもあって、「基本に帰れ」では完全に対策できないのが厄介。
勝つためには往々にして2枚目の「基本に帰れ」や「無のロッド」なんかが必要になる。
しかし「基本に帰れ」は確かに超強力な特殊地形対策ではあるものの、利く相手でも3枚も必要になることは稀だし、そもそもpostに間に合わない場合もある。

そんな中、「減衰球」はより尖った「基本に帰れ」として注目に値する。
postに十分間に合う2マナというコスト、「全ては塵に」にされない無色の置物ということで言うことなし。

また、コスト増加の能力はANTなどのストーム系デッキにも強烈に刺さる。
専用対策としては「エーテル宣誓会の法学者」よりも劣るとはいえ、十分に致命傷を与えることができる。

post、ANTなんかの専用対策が必要な相手に、枠を喰わず対策できるのはいいね。





ソプターコントロール9
モダンホライゾンで大きく環境が変わったね。

「覆いを割く者、ナーセット」と「レンと6番」の増加により、序盤にクリーチャーを展開できることの重要性は増したと思う。
「悪意の大梟」も「石鍛冶の神秘家」も持たない奇跡にとって、彼女らはまさに目の上のタンコブと言える。
特にレン6の活躍は目覚ましく、お値段1万円に届く勢い。

さてそんなレガシー環境の中、こっそりと価格を上げつつある「改良式鋳造所」くん。
この機械のスペックの高さは、つばささんの下記の記事を読めばわかる。
【レガシー】青黒忍者調整録~ThopterNinjaができるまで~
https://note.mu/nero310/n/n8895aa015c86
この記事では忍者や「羽ばたき飛行機械」との組み合わせの強さだけでなく、単体での鋳造所の強さも評価されている。
無色だしいろいろなデッキに入れられそう。

ちなみに自分は奇跡に入れて試している途中。
序盤から苦手なプレインズウォーカーに対してプレッシャーをかけられるうえ、終盤はそのままフィニッシャーにもなる。
しかも設置が1マナなのでほとんど防ぎようがない。
重ね引きも強いし奇跡だと3枚くらい採用が適正か。
今のところ、MOトナプラ戦績ではあるが120戦、94勝、26敗という好成績。
似たような役割の「希望の夜明け」採用の奇跡も結果を残していたり、この手の軽いフィニッシャーは総じて奇跡に合っているのかも。
https://www.hareruyamtg.com/ja/deck/239027/show/

ちなみに細かいテクニックだが、トークン生成→アンタップの一連の行動は、優先権を渡さずに行うこと。
トークン生成してから即優先権を渡してしまうと、アンタップに対応してトークンを破壊するタイミングを与えてしまう。
このテクは、状況次第ではトークンを失うか4/4が残るかくらいの差に繋がるので勝敗に大きく影響する。






朽ちゆくインプ
生きる空虚自身

トーメント出身の地味クリーチャーでありながら、レガシーのドレッジでまだまだ現役で活躍している。
主に1ターン目に安定して手札を墓地送りにする手段として使われる。
ドレッジでは「打開」「入念な研究」「ライオンの瞳のダイアモンド」も大量に採用されており、当然インプもこれらのカードと同じくらい重要となる。

ドレッジの「打開」X=0が明らかにヤバいことはすぐに気付けるのだが、インプの強さは見逃されやすいと思う。
こいつはクリーチャーであるがゆえに「呪文貫き」「狼狽の嵐」が効かず、「陰謀団式療法」の種にもなる。
また、1マナ2/2飛行で地味にクロックをかけてくるのもウザい。
こいつで手札を全部捨てて発掘された挙句、ライフを3点ほど削られ、挙句セラピーでハンデスされる(ゾンビも出てくる)なんて考えたくもない。

ドレッジの安定性を影ながら支える渋いカードだ。






トーモッドの墓所
最もシンプルな墓地対策の一つ。

レガシー環境で使われる墓地対策は、相手ターン中に0マナでコンボパーツを根こそぎにできる「外科的摘出」の採用が最も多い。
時点で「フェアリーの忌み者」「虚空の力線」「安らかなる眠り」とかだろうか。
1ドロー付きの「大祖始の遺産」「虚無の呪文爆弾」なんかもたまに見る。

トーモッドは0マナではあるが、先手1T目のリアニメイトを防げなかったり、ドローも付いていないので、今までは主要な墓地対策カードとまでは言えなかった。
しかし、なぜか「戦慄衆の秘儀術師」入りのURデルバーではこのカードの採用率が急上昇している。

0マナで置けて起動も0マナなので、自分の動きを一切阻害しないこと。
ハンデスの多いリアニメイトには先置きできるトーモッドと散らした方が安定すること。
相手の墓地をすべて除外でき、かつ自分の墓地は残ること。
などを加味した結果だろうか?

エストリッドの祈祷
エンチャントをコピーするエンチャント

最近エンチャントレスで使われているのを見た。
「女魔術師の存在」や「忘却の輪」になれると強い。
毎ターン好きなエンチャントにコピーし直せるのが特徴で、
この手の複製系呪文の中では珍しく先出しでも構わないのが便利。

また、一度追放されてからコピーとして「戦場に出る」という謎の挙動を取るため、
CIP能力を使い回せるのが非常に強力。
序盤に貼った「豊かな成長」が延々とドローエンジンとして機能しだすのは詐欺臭い
動きとしか言いようがない。
しかもこいつは貴重な青マナ確保にも役立っている。

エンチャントレスは「覆いを割く者、ナーセット」がナチュラルにクリティカル
するため、現環境では厳しいかと思われたが、「生ける願い」からの「呪詛の寄生虫」で対策しているようだ。
むしろ「ヘリオッドの高潔の聖堂」による強化(願い用にサイドにも+1枚)で
コントロール戦を落とし辛くなった気がする。





最近の奇跡の動向
モダンホライゾン前後の奇跡について

「相殺」↓
「基本に帰れ」↓
「覆いを割く者、ナーセット」↑↑
「時を解す者、テフェリー」↑
特にナーセットが多い。
最低限の除去と打ち消し、潤滑油たる1マナドロースペルは減らすことが
できないので、「相殺」「基本に帰れ」が代わりに減少。
これら4種を組み合わせて5枚前後に抑えるのが主流。
ナーセットorテフェリーによる即負けを回避するために、サイドの
「ヴェンディリオン三人衆」も増量気味。
2枚とられていることも少なくない。

「対抗呪文」↓
「狼狽の嵐」↓
「呪文貫き」↑↑
「ドビンの拒否権」↑
「否認の力」↑
強力な3マナプレインズウォーカーを抑えるメイン「呪文貫き」の採用が増える。
メインの「対抗呪文」は役割の被るドビンを採用する人も出てきた。
色拘束の観点からも青青より青白の方が緩い。
それでも「石鍛冶の神秘家」「瞬唱の魔道士」も打ち消せる「対抗呪文」も相変わらず人気ではある。
サイドの打ち消しは奇跡ミラーとスニークショーに強いドビン、リアニメイトや
ANT等のコンボに強いFoN、デルバーにも効くフラスターで好みが分かれる。

「至高の評決」↑
「天界の粛清」↑
「戦慄衆の秘儀術師」の獲得で数を増やしたURデルバーを見込んでか、サイドに評決を追加する人が増えた。
パージはURデルバーの秘儀術師、グリクシスデルバーの「苦花」と当て所が増えて
人気。

「Tundar」→
「Karakas」↑
「山」↑
「虹色の眺望」によりデュアラン無し奇跡が誕生するかと思いきや、「Tundra」が
消える気配は今のところない。
「剣を鋤に」を構えながら、かつ島は多く確保したいときは結構多い。
具体的には「石鍛冶の神秘家」「僧院の導師」と相対した時だ。
「Karakas」採用の増加は、サイドのヴェンディ増量+無視できない程度には
BGデプスがいるためだろうか?
地味にサイドに「山」1枚も見るように。
デルバー相手に「Volcanic Island」を持ってこなくてすむ。

モダンとは逆でレガシーはどんどん低速化していく模様。
















レンと六番
赤緑の2マナのプレインズウォーカー

カナスレや土地単に入れて早速結果を出しているのがチラホラ。
https://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/legacy-challenge-2019-06-10

2マナという軽さでありながら、+で毎ターンアドを稼げる。
特に「渦まく知識」のある環境では、その土地がそのまま有効牌になり得るので非常に強力。
また「不毛の大地」を使いまわすことで、特殊地形に頼りがちな多くのデッキを
嵌め殺せる。

マイナス能力も普通に強い。
「若き紅蓮術師」や「スレイベンの守護者、サリア」等、全体的にタフネス低めの
クリーチャーの採用が多い、レガシー環境に上手くマッチしている。
というか2マナのティムって改めて考えると凄いな。
マイナスも使うし、奥義までは流石に到達できないと思うが、まぁないよりいい
でしょう。

土地単で使われるのは想像できた。
マリット・レイジ、「罰する火」連打に次ぐ新たな勝ち手段であり、能力が完全に
デッキに合致している。
今後、このままメインに居座るのか、サイドの「不屈の追跡者」みたいな扱いに
なるのかは不明。

カナスレでの使用感はどうなのだろうか?
2マナだし、たしかにティムールカラーなら採用できなくもない性能。
コントロール相手に着地できれば強いのは間違いないが、ミラーマッチでただの2マナ
1点火力になってしまう可能性もある。
入れるなら1枚じゃないかな。

ちなみにレンちょんは女性らしい。
なんと素っ裸である。





戦慄衆の秘儀術師
URデルバー期待の新戦力

「プテラマンダー」「舞台照らし」と、ここ最近URデルバー強化の流れがきている感じ。
「戦慄衆の秘儀術師」は公開時点で「強大化」とのコンボとかで話題になっていた覚えがある。
なおレガシーにおいては変に工夫せず「思案」「渦まく知識」を連打した方が強い。
今までのデルバーになかったアドを取れるカードであり、かつデッキの動きを阻害しない2マナのクリーチャーである。
嵌まれば呪文を毎ターンコンスタントに撃てるので、「若き紅蓮術師」とも相性がいい。
能動的に撃てるハンデス呪文との相性からか、グリクシスデルバーでも採用がみられる。

今までも、デルバーデッキでアドを取るための呪文は試されてきた歴史がある。
例えば「瞬唱の魔道士」を1枚入れてみたりだとか。
最近だと「航路の作成」「舞台照らし」がある。
「航路の作成」は2マナソーサリーが重く、2ターン目にこれを撃とうとするとクロックの追加を諦めないといけなかったり、絶妙に扱い辛い。
「舞台照らし」は「目くらまし」「Force of Will」が捲れたときの弱さや、絢爛コストありきなのが問題になる。
これらの中では「戦慄衆の秘儀術師」が一番安定して仕事をすると思う。

「戦慄衆の秘儀術師」の採用が増えるにあたって、メインの「呪文嵌め」が再び強くなる可能性がある。
もともとデルバーには効き辛い打ち消し呪文で、「プテラマンンダー」が増えてからはさらに当てる機会が減っていたが、「戦慄衆の秘儀術師」と「若き紅蓮術師」パッケージが台頭してくるなら随分無駄になりにくくなる。
加えて「石鍛冶の神秘家」「厳かなモノリス」といった2マナの強力なカードを見かける頻度も増えた。

サイドの「水流破」や「天界の粛清」がデルバーデッキのクリーチャー全般に有効になったので、IN/OUTの見直しもしないと。






真の木立ち
エンチャントを守るエンチャント

レガシーのエンチャントレスでも活躍中。
もともと触りにくいエンチャントに、被覆までつくので「突然の衰微」すらくらわなくなる。
青白系にとってもサイド後の「解呪」を無効化してくるので厄介な存在。

また、1マナでエンチャントをサーチできるというオマケにしては強すぎる能力も付いている。
キーカードである「女魔術師の存在」はもちろん「忘却の輪」や「窒息」なんかも探してこれる。

あまり見かけないがエンチャントレス自体は非常に強力なデッキで、「アルゴスの女魔術師」「女魔術師の存在」を通してターンが帰ってきたら大体勝ちと言っても過言ではない。
それでも中々結果を残せないのは、この2枚が打ち消されると途端に回らなくなってしまうからだろう。

ところが6/14発売のモダンホライゾンで「ヘリオッドの高潔の聖堂」の収録され、今後は「女魔術師の存在」が一生回収されるように。
エンチャントレスがTier1になる日が来るかもしれない。


絶対の法

2019年5月26日 カード考察
絶対の法
全体プロテクション(赤)付与エンチャント

デスタクのサイドボードにいたりいなかったりするカード。
もともと火力呪文対策としては「ルーンの母」がいるうえ、利く相手がかなり限定されるので採用率は低め。

とは言え、対戦相手がデスタク対策として入れてくる「渋面の溶岩使い」「イゼットの静電術師」「紅蓮地獄」なんかを完全に無効化するので、メタ次第では活躍の機会は大幅に増える。

特に最近人気の「戦慄衆の秘儀術師」型URデルバー相手には、火力呪文だけでなく戦闘でも大幅に有利が取れるようになる。
しかもこのタイプは「若き紅蓮術士」も多めに採用されているので益々心強い。
他にはドラゴンストンピィの「ゴブリンの熟練扇動者」にも劇的に効く。

ちなみにこれの黒verが「絶対の優雅」。
黒の全体除去は「湿地での被災」や「毒の濁流」のようなマイナス修正なので、現状入れる意味は薄い。






白熱の魂炊き
白熱の魂炊き
エレメンタル限定の裂け目の突破

エレメンタル限定とはいえ、2マナの起動型能力で大型クリーチャーを踏み倒せるのは破格。
モダンの「裂け目の突破」デッキが、除去を抜いてきた相手に合わせると強そう。
同じような使い方で、レガシーのスニークショーの「秘儀の職工」が既に活躍していることだしワンチャンありそう。

特にモダンホライゾンでは相手ターン限定のピッチver「否認」が採録されるので、この手のエムラブリーチ型のデッキには追い風。

エレメンタルをざっと調べた感じ、「絡み森の主」が弾候補として最適だった。
攻撃が通ると土地が全て8/8になるとんでも能力なので、一発で勝負を決めることができる。

もう一種類強力なエレメンタルが出てくればデッキが成立しそう。
できれば「世界棘のワーム」クラスが欲しい。




棺の追放

2019年5月14日 カード考察
棺の追放
フラッシュバック付きの墓地対策呪文

まさにThe・墓地対策といったようなシンプルな呪文。
エクテン時代ではサイドによく見られた。
今は0マナで撃てるうえに根こそぎにできる「外科的摘出」や、より範囲の広い「大祖始の遺産」の方が墓地対策としては一般的。
1枚ずつしか除外できな上に、マナのかかる「棺の追放」は過去のカードになりつつあった。

ところが、最近BRリアニメイトで再び採用されるようになってきている。
もともとここは「フェアリーの忌み者」が鉄板だったわけだが、より同系を意識してフラッシュバック付きの「棺の追放」に切り替わったものと思われる。

リアニメイト同士のサイド後は、お互い「フェアリーの忌み者」が入っているのは確実なので攻め辛い。
できれば「陰謀団式療法」や「思考囲い」でフェアリーを落としてからスタートしたいのが心情だ。
「棺の追放」ならフラッシュバックが付いているので落とされても使用できる。

素引きしなくても「納墓」でサーチできるので、サイドの枠を圧迫しない点も長所。
「フェアリーの忌み者」だと3~4枚の枠を圧迫していたのでこの差は大きい。

「外科的摘出」に完全に喰われたかと思いきや、令和になってまさかの大躍進。





配分の領事、カンバール
非クリーチャー呪文に課税させるおじさん

デッドガイエイルやエスパー系のクリーチャーデッキならレガシーで見かけることもある。

その能力はストームデッキに対して有効で、相手の致死ストーム圏内から逃れつつクロックを早める。
これ相手に「むかつき」ルートを選ぶのはかなり厳しい。

軽いドロースペルを多用する青いデッキにもかなり有効。
バーンの「紅蓮光電の柱」がアホみたいに強いのと同じ。
またこいつ自身に除去耐性はないが、伝説なので「Karakas」で戻せるのが相手にすると厄介な点。
「剣を鋤に」しようが「終末」しようが何度も戻ってくるので、その課税能力でいつのまにか詰みなんてこともある。

色の都合上見かけることは少ないが、逆に白黒ならほぼ確実にサイドに鎮座している渋いカード。


アロサウルス乗り
緑のダブルピッチスペルクリーチャー

モダンで今一番アツいクリーチャーと言っても過言ではない。

通常運用する分には、手札を余分に2枚切って出せるだけで大して強くもないクリーチャー。
パワータフネスがコントロールしている土地の枚数に依存するため、早期着地を狙っても2/2や3/3程度にしかならず早出しできる意味が薄い。

そのため、『0マナで出せる高コストクリーチャー』である点を活かしたコンボでの運用法を考えた方が強い。
実際、異界月で「異界の進化」が公開されたとき、そのまま「グリセルブランド」に繋げられるこの「アロサウルス乗り」が注目されたときもあった。
ところが「アロサウルス乗り」が単独でもの凄く弱く、必要なコンボパーツも多いことからトーナメント級のデッキにはならなかった。

しかし灯争対戦で「新生化」を獲得してコンボパーツが増えたことで、トーナメント級、はたまた禁止レベルのコンボにまで昇華されたと聞く。
「異界の進化」「新生化」「御霊の復讐」、「アロサウルス乗り」「召喚士の契約」とひたすらコンボに特化させることでモダン禁断の1ターンKillも可能とのこと。
https://note.mu/matsugan/n/n81dcf55a3075

「新生化」は2マナと非常に軽く、コンボ特化以外にもフェアデッキでもアクセントとして使用できそう。
「グルマグのアンコウ」を入れたBUG系のミッドレンジでも狙えるか?






衝動
高水準の軽量ドロースペル

「全知」入りのスニークショーでは、「狡猾な願い」からの「火想者の予見」で持ってくる2マナのスペルとして1枚差しされている。
もちろん普通にプレイしてもそこそこ強く、「定業」「予報」
「先触れ」と並ぶくらいのカードパワーはある。
奇跡でも1枚散らして入れる人もたまにいる。

インスタントなので2マナというコストが気になりにくく、見たカードはライブラリーの下にいくのでフェッチがなくても使いやすい。
今まで「瞬唱の魔道士」でドロースペルをフラッシュバックする際、墓地に「思案」
「先触れ」しかなく、時ターンで土地を寝かさざるをえなくて困ったことは
ないだろうか?
かといって「予報」は安定性に欠けるので増やしたくない。
そういう人は「衝動」を1枚入れてもいいかもしれない。

ちなみに下位交換である「予期」はモダンでも使われていない。
やはり3枚と4枚の差は大きいか。




1 2 3 4 5 6 7 8 >

 

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索